はじめに
Slackをもっと便利に使いたいと思ったことはありませんか?
今回は、SlackBotを導入して、GAS(Google Apps Script)と連携させる方法をご紹介します!
GASを使えば、無料で簡単にSlackBotを動かすことができます。
「Slackで定期的にリマインドを送りたい」「自動化したい」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
解説の流れ
SlackBot導入編
手順①:アプリ(Bot)を作成する
手順②:権限の追加
手順③:チャンネルにBotを招待する
GAS(Google Apps Script)連携編
手順①:GASを作成する
手順②:テスト送信
手順③:Slackとの連携
手順④:トリガー設定
🔧 SlackBot導入編
まずは、Slack側でBotを作成し、使いたいチャンネルに追加するまでの手順を説明します。
手順①:アプリ(Bot)を作成する
Slack APIにアクセスします👇
https://api.slack.com/apps
「Create New App」→「From a manifest」を選択します。

連携させたいSlackワークスペースを選択して進みましょう。


手順②:権限の追加
アプリ作成後、「OAuth & Permissions」に移動します。

※ アプリ名やアイコンは「Basic Information > Display Information」から変更できます。
「Bot Token Scopes」→「Add an OAuth Scope」をクリックします。

今回は以下の権限を追加します
・chat:write(チャットに書き込むための権限)
権限を追加したら「Install to Workspace」をクリックしてアプリをインストールします。

リクエストの確認画面が出るので「許可」を押しましょう。

手順③:チャンネルにBotを招待する
Slackで連携したいチャンネルを開きます。
右上の「︙」メニュー → 「インテグレーション」タブからBotを追加できます。

これでSlackBotの初期設定は完了です!
🤝 GAS(Google Apps Script)連携編
SlackBotを動かすために、GAS(Google Apps Script)を使ってスクリプトを記述し、Slackと連携させます。
事前準備
Googleアカウントを用意する
手順①:GASを作成する
Googleドライブ → 「新規」 → 「その他」 → 「Google Apps Script」を選択します。


コード編集画面が表示されるので、以下のようなコードを記述します👇
function myFunction() {
const url = "https://slack.com/api/chat.postMessage";
const token = "xoxb-hogehoge"; // Slack Botのトークンを入力
const channel = "hogehoge"; // 送信先のチャンネルIDを入力
const message = "定期リマインダー:おはようございます!!";
const payload = {
channel: channel,
text: message
};
const options = {
method: "post",
contentType: "application/json",
headers: {
"Authorization": "Bearer " + token
},
payload: JSON.stringify(payload)
};
const response = UrlFetchApp.fetch(url, options);
console.log("✅ メッセージ送信結果:", response.getContentText());
}
Slack Botのトークンは以下の手順で確認できます👇
https://api.slack.com/apps
→ OAuth & Permissions → OAuth Tokens
手順②:テスト送信
画面上部の「▶︎ 実行」ボタンをクリックして、テスト送信します。

手順③:Slackとの連携承認
初回実行時は、Googleから「このスクリプトは安全ですか?」という確認があります。

「承認」をクリックすると、スクリプトが実行され、Slackにメッセージが送信されます!
Slackで以下のように表示されれば成功です👇

定期リマインダー:おはようございます!!
手順④:トリガー設定(自動化)
SlackBotを定期的に動かしたい場合は、トリガーを設定します。
画面左側の「時計アイコン(トリガー)」をクリック

「トリガーを追加」をクリック

以下のような設定を行います:
設定項目 | 内容 |
---|---|
実行する関数 | myFunction (先ほど作成した関数) |
イベントの種類 | 時間主導型 |
時間の間隔 | 1時間ごと/毎日 など |
設定が完了したら保存し、SlackBotが自動でメッセージを送ってくれるようになります!
📝 まとめ
SlackBotは、GASと連携することで無料かつ簡単に運用できます。
今回は「定期メッセージを送信するBot」の例でしたが、応用すればもっといろんなことができます!
- Googleフォームの通知
- スプレッドシートとの連携
- リアクションによる条件分岐
いかがだったでしょうか?
「Slackを便利にしたいな」と思っている方は、ぜひ一度試してみてください🙌
ご意見、ご感想ありましたらコメントお待ちしております!
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